磨石
![]() 磨石 縄文時代早期 江ノ島植物園内遺跡 |
![]() 磨石の裏面 |
解説
植物食料などを磨り潰す時に使われる石器と考えられ、磨石(すりいし)と呼ばれています。素材自体ざらざらとした感触で、その摩擦抵抗を利用した道具です。特に班レイ岩と呼ばれる石材が多用されています。これらの磨石の形状は楕円形や円形で、大きさは、大小さまざまで、左の磨石が長さ7.2㎝・重さ134.0g、中央が長さ5.7㎝・重さ100.9g、右が長さ4.3㎝・重さ31.6gで、石質はいずれも班レイ岩です。所産時期は、縄文時代早期と考えられます。