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浮世絵

無題(白波五人男)

落合芳幾「無題(白波五人男)」

落合芳幾「無題(白波五人男)」

 

解説

落合芳幾(1833-1904)は、歌川国芳の門人で、門下では芳年と競い合い、開化的な作品も多く手がけました。明治7年(1874)には『東京日々新聞』という錦絵新聞にさし絵を描き、新聞さし絵の開拓者となっています。作品は河竹黙阿弥作の歌舞伎狂言「青砥稿花紅彩画」の中の「浜松屋」の一幕が描かれています。弁天小僧の正体がばれてしまい、「知らざぁ言って聞かせやしょう…」という名文句を吐いて開き直っている場面です。大判縦3枚続。制作時期:文久2年(1862)。

 
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