片瀬こま
大正時代に片瀬に住んだ木工職人(ロクロ職人)が、子どもたちのために作ったこまが、湘南地域で盛んだった遊び方のケンカゴマにめっぽう強くて評判となり、片瀬ごまと呼ばれるようになったようです。時は移り、第二次大戦後、片瀬に住んでいて、子ども好きで手先の器用な熊野さんが、見よう見まねで自分も遊んだことがある片瀬ごまを復興して、ふたたび地域の子どもたちのあこがれの的になりました。今日では、熊野さんの息子さんが周囲の声に背中を押されて、片瀬ごまを作ってくれるようになり、こま好きの大人が集まって、こまの会を作り子供も加わって盛んになりつつあります。(平成27年度作品/6分)