桶屋のしごと
近年では桶屋さんもあまり見かけなくなってしまいましたが、小さな木の板を丸く並べて、たがで締めた器である桶は、いったいどのようにして作られていたのでしょうか?
この作品では、辻堂の桶屋さんに桶作りの様子を再現してもらいました。作品の中で作って頂いたのは、すし飯台と手桶です。サワラの木を取り寄せ、小さく割って材料を取り、大まかな形を整えて、充分乾燥させた後、製作に取り掛かります。職人さんの足の器用さとともに、設計図も無しに、水も漏らさない円形の木の容器ができあがるのが、不思議とは思いませんか?(平成2年度作品/30分)