資料番号 | 10073 |
資料名 | 今様けんじ江之嶋兒ヶ淵
(いまようげんじえのしまちごがふち) |
分類 | その他 |
作者 | 月岡 芳年 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 江の島 |
解説 | |
大判縦3枚続 縦36.2 横75.2 制作時期:元治元年(1864)5月。板元:辻岡屋 田舎源氏の光君が江の島遊覧に訪れ、稚児ヶ淵で海女(あま)達の鮑漁りを見物している様を描いています。光の君は特徴のある海老茶筌髷(えびちゃせんまげ)に豪華な衣裳を身につけています。いわゆる源氏絵で版の色数も多く、空摺(からずり)の技法も駆使した入念な錦絵です。 |
月岡 芳年 (つきおか・よしとし)
天保10年3月17日~明治25年6月9日(1839~1892)。本姓吉岡氏、のちに月岡を名乗る。俗称米次郎。国芳の門人で菊池容斎にも私淑します。作画期は嘉永末から没年までで(1848-1854年)画号には玉桜、玉桜楼、魁斎、一魁斎、咀華亭などがあります。国芳の武者絵の画風を受け継ぎ、怪奇画、歴史画を得意とします。時代風潮を反映した作品が多く、小林清親とともに明治の浮世絵師の双壁と称せられています。