資料番号 | 10075 |
資料名 | 見立浮世源氏相州江之嶋須磨
(みたてうきよげんじそうしゅうえのしますま) |
分類 | 江の島そのものを主題とした作品 |
作者 | 歌川貞秀(橋本 貞秀) ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 江の島 |
解説 | |
団扇絵1枚 縦22.1 横29.1 制作時期:天保11年(1840)。板元:萬重 団扇(うちわ)絵として描かれたもので『源氏物語』の見立(みたて)絵で、右の婦人の手にすがる童子を源氏の君に見立て、光の君が宮廷における勢力を失い、須磨に退却する、「須磨」の巻になぞらえています。浮世絵では、源氏が3月上巳の日に須磨の海の祓いに行った時に襲われた場面を描くことが多いのですが、ここでは場所を江の島に設定しているところが興味深く、江の島の開帳が3月上巳の日に関することが多いことに由来すると考えられます。 |
歌川貞秀(橋本 貞秀) (うたがわ さだひで(はしもと さだひで))
文化4年~没年不明(1807~)。橋本氏、名は兼次郎。初代国貞の門人で作画期は文政9年から明治8年頃まで(1826-1875年)、画号には貞秀、玉蘭斎、五雲斎、玉翁などがあります。慶応2年パリの万国博覧会の出品し浮世絵師の総代をつとめ、明治元年の絵師番付では1位となります。