資料詳細

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資料番号 60001
資料名 参宮上京道中一覧双六
(さんぐうじょうきょうどうちゅういちらんすごろく)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
解説
蔦屋吉蔵版 安政4年(1857年)
たて73.1 よこ72.8
江戸時代、道中双六は数多く作られましたが、その中でも特に多かったのが東海道道中双六でした。この「参宮上京道中一覧双六」は、京都に向かう途中、伊勢神宮に立ち寄る形式になっています。右下が振り出しの日本橋、右上が上がりの京都で、真中には富士山。実際の地理とは異なりますが、ダイナミックな構図です。当時の一般的な双六と異なり、マスを並べたつくりになっておらず、また全体が鳥瞰図の形で描かれていることも特徴的で、美術的にも価値の高い作品と言われています。藤沢の近辺では、参詣地(観光スポット)として、遊行寺(ゆぎょうじ)や七面山(片瀬、現在の龍口寺内)、さらには平塚の先に高らい寺(高麗寺)も記されています。

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