資料番号 | 60017 |
資料名 | いろは譬神仏名所寿語六
(いろはたとえしんぶつめいしょすごろく) |
作者 | 歌川 広重 ![]() |
時代 | 不明 |
解説 | |
丸屋久四郎版 制作年代不詳 たて52.2 よこ91.7 「い」-池がみ(本門寺)、「ろ」-六あみだ(阿弥陀)、「は」-白山権現というように、いろはで始まる寺社仏閣の名所を詠み込んだ絵双六で、「え」は江の島が描かれています。画の中央、上下には歌舞伎『楼門五三桐』の「南禅寺山門の場」の石川五右衛門(上)と、真柴久吉(実は豊臣秀吉)が描かれています。 |
歌川 広重 (うたがわ・ひろしげ)
寛政9年~安政5年9月6日(1799~1858)。安藤氏。幼名徳太郎。のちに重右衛門、徳兵衛。歌川豊広の門人で、他に狩野派、南画、四条派の画法も修得しています。作画期は文政元年頃から没年まで(1818-1858年)で広重の他一遊斎(文政元年~天保元年頃)、幽斎(天保1,2年頃)、一立斎(天保3年~13年頃〉、立斎(天保13年~安政5年頃)、歌重(天保末)などの画号があります。初めは歌川派の美人画、役者絵、武者絵を描いていましたが、天保年間より風景画家の道を歩み、著名な東海道五拾三次をはじめ多くの名所絵を発表し、花鳥画、動物画なども手がけました。