資料番号 | 10134 |
資料名 | 東海道五十三対 桑名
(とうかいどうごじゅうさんつい くわな) |
分類 | 藤沢ゆかりの文物・見立を描いた作品 |
作者 | 歌川 国芳 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 桑名 |
解説 | |
大判縦1枚 縦36.6 横25.0 製作時期:天保14年(1843)~弘化4年(1847)。板元:小嶋屋重兵衛 大坂の船乗り、桑名屋(くわなや)徳蔵と海坊主(うみぼうず)(海に現れる怪物)の伝説の場面を描いています。航海中に現れた海坊主に対し、徳蔵は怯むことなく対峙したという徳蔵の豪胆さが表された話です。本作は、宿場名の「桑名」と、「桑名」屋徳蔵の逸話を結びつけたものです。 このシリーズは、初代広重、三代豊国、国芳の3人の当時代表的人気浮世絵師が分担して描いたものです。風景は少なく人物を主とし、下3分の2が画面で、それぞれの宿にちなんだ伝説、史跡、著名な出来事等を描き、上3分の1に下の絵の説明がなされています。 |
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関連資料 | 東海道五十三対 ![]() |
歌川 国芳 (うたがわ・くによし)
寛政9年11月15日~文久元年3月5日(1797~1861)。江戸日本橋染物屋の生まれで、幼名芳三郎、俗称孫三郎。初代豊国の門人で柴田是真、勝川春亭にも学んでいます。作画期は文化9年頃から万延元年(1812-1860年)で画号は国芳の他、一勇斎(文政初期~万延元年)、採芳舎(文政中期)、朝桜楼(天保元年~万延元年)、雲谷仙真などがあります。文政末年、水滸伝豪傑錦絵シリーズで人気を得、武者絵、洋風風景画を得意とします。門人は芳虎、芳艶、芳幾、芳年など多数います。