資料番号 | 10146 |
資料名 | 東海道五十三対 京
(とうかいどうごじゅうさんつい きょう) |
分類 | 藤沢ゆかりの文物・見立を描いた作品 |
作者 | 歌川 広重 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 京 |
解説 | |
大判縦1枚 縦36.6 横25.0 製作時期:天保14年(1843)~弘化4年(1847)。板元:伊場屋久兵衛 本作に描かれている京都の「三条大橋(さんじょうおおはし)」は東海道の西端です。義経はその南にある「五条大橋(ごじょうおおはし)」で、忠臣・弁慶と出会ったという逸話が知られています。 絵には少女を連れた女性の姿が描かれており、少女は貴族の姿をした京都の人形を持っています。女性の着物も模様が華やかで、髪型も「先笄(さきこうがい)」という京都で好まれたスタイルとなっています。 このシリーズは、初代広重、三代豊国、国芳の3人の当時代表的人気浮世絵師が分担して描いたものです。風景は少なく人物を主とし、下3分の2が画面で、それぞれの宿にちなんだ伝説、史跡、著名な出来事等を描き、上3分の1に下の絵の説明がなされています。 |
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関連資料 | 東海道五十三対 ![]() |
歌川 広重 (うたがわ・ひろしげ)
寛政9年~安政5年9月6日(1799~1858)。安藤氏。幼名徳太郎。のちに重右衛門、徳兵衛。歌川豊広の門人で、他に狩野派、南画、四条派の画法も修得しています。作画期は文政元年頃から没年まで(1818-1858年)で広重の他一遊斎(文政元年~天保元年頃)、幽斎(天保1,2年頃)、一立斎(天保3年~13年頃〉、立斎(天保13年~安政5年頃)、歌重(天保末)などの画号があります。初めは歌川派の美人画、役者絵、武者絵を描いていましたが、天保年間より風景画家の道を歩み、著名な東海道五拾三次をはじめ多くの名所絵を発表し、花鳥画、動物画なども手がけました。