資料番号 | 10151 |
資料名 | 東海道五十三図会七 藤沢(美人東海道)
(とうかいどうごじゅうさんずえ ふじさわ(びじんとうかいどう)) |
分類 | 藤沢ゆかりの文物・見立を描いた作品 |
作者 | 歌川 広重 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 藤沢 |
解説 | |
大判縦1枚 縦37.6 横25.7 製作時期:弘化4年(1848)~嘉永5年(1852)。板元:藤慶(藤屋慶次郎) このシリーズは前面に美人姿を大きく描いているので一般に美人東海道と呼ばれます。広重は風景画の大家であると共に美人画でも評価が高かったようです。右端に「相州 江の嶋詣」とあるのでこの女性が江の島帰りであることがわかりますが、女性の脇の駕籠の上に乗っている品物は、江の島名物「アワビの粕漬け」です。背景(上段)は藤沢宿の景観で、後ろに見える山は大山です。 |
歌川 広重 (うたがわ・ひろしげ)
寛政9年~安政5年9月6日(1799~1858)。安藤氏。幼名徳太郎。のちに重右衛門、徳兵衛。歌川豊広の門人で、他に狩野派、南画、四条派の画法も修得しています。作画期は文政元年頃から没年まで(1818-1858年)で広重の他一遊斎(文政元年~天保元年頃)、幽斎(天保1,2年頃)、一立斎(天保3年~13年頃〉、立斎(天保13年~安政5年頃)、歌重(天保末)などの画号があります。初めは歌川派の美人画、役者絵、武者絵を描いていましたが、天保年間より風景画家の道を歩み、著名な東海道五拾三次をはじめ多くの名所絵を発表し、花鳥画、動物画なども手がけました。