資料番号 | 10732 |
資料名 | 源頼朝公富士裾野牧狩之図
(みなもとのよりともこうふじのすそのまきがりのず) |
作者 | 二代 歌川国久 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 安政6年(1859) |
解説 | |
源頼朝による「富士の牧(巻)狩」(ふじのまきがり)は史書の『吾妻鏡』(あずまかがみ)(鎌倉時代(かまくらじだい)の歴史書)にも記されていますが、頼朝が征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)たる権威を誇示するためや軍事演習などの目的があったとされています。国久の描く「牧狩の図」では、特に中央に描かれた新田(仁田)四郎忠常の猪退治(いのししたいじ)が強調されています。この勇猛な仁田四郎のイメージが、のちの「人穴」(ひとあな)探検譚(たんけんたん)に結びついていったようです。 |