資料番号 | 10747 |
資料名 | 東海道五十三次の内 岡崎駅 政右衛門(四代目中村歌右衛門)
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち おかざき まさえもん(しだいめなかむらうたえもん)) |
作者 | 歌川 国貞(三代 豊国) ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 嘉永5年(1852) |
場所 | 岡崎 |
解説 | |
本作品は岡崎駅其二と背景が続きになっており、雪中の矢作川《やはぎがわ》に掛かる矢作橋《やはぎばし》が描かれます。矢作橋の奥に見えるのは、徳川家康(とくがわいえやす)(江戸幕府初代将軍)の生まれた岡崎城(おかざきじょう)です。 手前の人物は『伊賀越道中双六』《いがごえどうちゅうすごろく》の「岡崎の段」(おかざきのだん)に登場する唐木政右衛門《からきまさえもん》とその女房お谷《おたに》で、それぞれ、四代目中村歌右衛門《なかむらうたえもん》と四代目尾上梅幸《おのえばいこう》という人気役者が当てられていま |
|
関連資料 | 役者見立東海道五十三駅 ![]() |
歌川 国貞(三代 豊国) (うたがわ・くにさだ(さんだい とよくに))
天明6年~元治元年12月15日(1786~1864)。角田氏、俗称庄蔵、弘化2年剃髪後肖造。初代豊国、英一珪の門人で二代豊国を自称しますが実際には三代。他に一雄斎、五渡亭、月波楼、琴雷舎、香蝶楼、一陽斎などの号があります。作画期は文化4年(1807年)から没年と長く、北斎、広重をしのぐ人気を得、浮世絵界始まって以来の作画量を記録します。幕末期随一の巨匠。得意とする領域は広範に及びますが、猫背猪首型の美人画が特徴的で「偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)」が著名です。