資料番号 | 90020 |
資料名 | 木造薬師如来坐像
(もくぞう・やくしにょらい・ざぞう) |
分類 | 国指定重要文化財(彫刻) |
時代 | 鎌倉 |
時代詳細 | 1197 |
形態・用途 | 木造・仏像や神像 |
場所 | 城南 |
解説 | |
昭和2年(1927)4月25日指定/像高90.5cm、檜材寄木造、漆箔、玉眼/養命寺の本尊です。男性的な面貌、堂々とした体躯、切れのよい衣文彫出など、鎌倉初期関東彫刻に深く根ざした運慶様を受容したきわめて貴重な像です。玉眼の使用も東国では早期の作例の一つです。胎内に建久8年(1197)の墨書銘があり、造立ないし供養の年と考えられています。養命寺は16世紀の創建と伝え、14世紀の大庭に薬師堂のあったことが知られているので、元はその本尊であった可能性が高いものです。大正の関東大震災で罹災し、昭和3年に修復され、また平成28年度に再度修復が行われました。※12年に一度、寅年の開帳で、次回は平成34年(2022)です。所有管理者:養命寺(現在は鎌倉国宝館に寄託中) | |
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