資料名 | 東海道五拾三駅 藤沢 追分道
(とうかいどうごじゅうさんつぎ ふじさわ おいわけみち) |
作者 | 二代 歌川 広重(重宣) ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 慶応元年(1865) |
場所 | 藤沢 |
解説 | |
二代広重による東海道シリーズの一枚です。「追分(おいわけ)道(みち)」とあるのは、この地が東海道から大山道(おおやまみち)が分岐しているためです。初代広重の蔦屋版(つたやばん)と同じ構図ですが、茶屋のにぎわいが見てとれます。左端の「大山みち」と書かれた不動明王(ふどうみょうおう)像を戴(いただ)いた道標は、現在も同地に鎮座しています。 |
二代 歌川 広重(重宣) (にだい うたがわ・ひろしげ)
文政9年~明治2年(1826~1869)。鈴木氏、俗称鎮平。初代広重の門人で重宣を名乗りますが、師の没後安藤家に婿入りし二代広重を継ぎます。慶応元年師家を去り、森田姓となり画名は書斎立祥を称します。画号は他にー幽斎、一立斎、立斎などがあり、作画期は弘化年間(1844-1848年)から明治1・2年(1868・1869年)。画風は初代広重にならい、横浜絵や開化絵などを制作しています。