資料名 | 見立富士十六景 藤沢
(みたてふじさんじゅうろっけい ふじさわ) |
作者 | 豊原国周 ![]() |
時代 | 明治 |
時代詳細 | 明治16年(1883) |
解説 | |
富士と湖を背景に、二代目沢村(さわむら)訥升(とっしょう)演じる小栗(おぐり)判官(はんがん)と、三代目沢村(さわむら)田之助(たのすけ)演じる大蛇の精が描かれます。描かれた場面は、小栗判官が市原(いちはら)野辺(のべ)で横笛を奏で、その音を聴いた池に住む大蛇が小栗の容姿の麗しさ惚れ込み、美しい女の姿となって小栗の前に現れたというものです。 題名に「藤沢」とありますが、物語の舞台である深(み)泥ヶ池(ぞろがいけ)は京、富士が大きく見える湖は山梨あたりの風景を描いたものと考えられます。 |