資料名 | 東海道名所之内 鴫立澤
(とうかいどうめいしょのうち しぎたつざわ) |
作者 | 河鍋暁斎 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 文久3年(1863) |
解説 | |
「鴫立澤」と刻された碑の前を行列が通っています。平安時代の歌人である西行(さいぎょう)は、この辺りの海岸を見て歌を詠みました。その後、歌が詠まれた当時の面影を残す景色の良い場所に碑が建てられました。画中でも、画面右 の碑の前に、俳人らしき人物 が行列に土下座をしている姿が見えます。 |
河鍋暁斎 (かわなべ・ぎょうさい)
天保2年~明治22年(1831~1889)。河鍋氏、幼名周三郎、名は洞郁。周麿とも称しました。一時期、国芳の門下に入りますが、北斎の浮世絵に学び、狩野派にも学んでいます。作画期は嘉永2年~没年(1849-1889年)。狂斎、猩々などと号しました。風狂、奇想の狂画が多い作家ですが、実力は確かで、様々な方面に活躍しました。