資料番号 | 10209 |
資料名 | 東海道一 五十三次之内日本橋 曙之図(蔦屋版)
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち にほんばし あけぼののず(つたやばん)) |
分類 | 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖) |
作者 | 歌川 広重 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 弘化4年(1847)~嘉永5年(1852) |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 日本橋 |
解説 | |
東海道の始点であり、江戸の人々の台所とも言える魚河岸(うおがし)もあった日本橋は、通常人々が行き交い活気のある景色が多く描かれます。しかし、この蔦屋版では人通りもまばらで魚売りの姿も見られません。まだ薄暗い明け方の景色が描かれていると考えられ、静けさを感じさせる趣(おもむき)の作品となっています。 中判横1枚 縦18.1 横24.5 製作時期:弘化4年(1847)~嘉永5年(1852)。板元:蔦屋吉蔵 このシリーズは板元名から俗に蔦屋版東海道と呼ばれます。 |
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関連資料 | 蔦屋版東海道 ![]() |
歌川 広重 (うたがわ・ひろしげ)
寛政9年~安政5年9月6日(1799~1858)。安藤氏。幼名徳太郎。のちに重右衛門、徳兵衛。歌川豊広の門人で、他に狩野派、南画、四条派の画法も修得しています。作画期は文政元年頃から没年まで(1818-1858年)で広重の他一遊斎(文政元年~天保元年頃)、幽斎(天保1,2年頃)、一立斎(天保3年~13年頃〉、立斎(天保13年~安政5年頃)、歌重(天保末)などの画号があります。初めは歌川派の美人画、役者絵、武者絵を描いていましたが、天保年間より風景画家の道を歩み、著名な東海道五拾三次をはじめ多くの名所絵を発表し、花鳥画、動物画なども手がけました。