資料詳細

一覧へ戻る

資料名 東海道五拾三次 島田(狂歌入り東海道)
(とうかいどうごじゅうさんつぎ しまだ (きょうかいりとうかいどう))
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 天保11年頃(1840)
解説
狂歌
森泉亭広規
大井川 渡りいそげば 宿の名の 妹(いも)がしまだの 目にはとまらず
島田宿と金谷宿の間を流れる大井川(おおいがわ)の風景です。後景に富士山が見えることから、金谷側から描いていることがわかります。大井川は川幅が広いうえに川筋が一定しないため川(かわ)留(ど)めも多く、東海道一の難所として知られていました。また、画面手前の一行は、駕籠(かご)のまま人足に運ばれる様子や、運ばれる荷物などから、大名行列の川越えであることがわかります。


このシリーズは図柄の中に狂歌が1首づつ折り込まれているために俗に「狂歌入東海道」と呼ばれています。

Page Top