資料名 | 双筆五十三次 大磯
(そうひつごじゅうさんつぎ おおいそ) |
作者 | 歌川国貞(三代豊国)/歌川広重 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 安政元年(1854) |
解説 | |
曽我の仇討ちで知られる、曽我十郎祐成(そがのじゅうろうすけなり)とその恋人である虎御前(とらごぜん)の二人が描かれています。曽我の仇討ちとは、曽我十郎祐成と曽我五郎時致の兄弟が、父親の仇を討つ話です。様々な舞台の演目として上演され、特に歌舞伎では人気を博しました。本図の十郎は三代目沢村宗十郎(さんだいめさわむらそうじゅうろう)を思わせると指摘されています。 背景は高麗山(こまやま)と小余綾(こゆるぎ)の磯を描いています。東海道を東から歩くと、本図のような光景が見えていたものと思われます。 |