資料番号 | 10260 |
資料名 | 東海道五十三 五十三次之内 大津(蔦屋版)
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち おおつ(つたやばん)) |
分類 | 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖) |
作者 | 歌川 広重 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 弘化4年(1847)~嘉永5年(1852) |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 大津 |
解説 | |
中判横1枚 縦18.1 横24.5 琵琶湖の大津宿側にある石場(いしば)の渡しの場面を描いています。遠景には比叡山(ひえいざん)とそれに連なるように比良山地(ひらさんち)が見えます。草津宿から大津宿へむかう陸路は、琵琶湖の南側を迂回しなければいけないので、東海道を急ぐ旅人は、草津宿側の矢橋(やばせ)の渡しから石場へと渡りました。大津宿は、琵琶湖の港町としての繁栄し、東海道中で最大の宿場として知られており、画中で舟から下ろした荷の多さから宿場の繁栄ぶりが伝わるようです。 製作時期:弘化4年(1847)~嘉永5年(1852)。板元:蔦屋吉蔵 このシリーズは板元名から俗に蔦屋版東海道と呼ばれます。 |
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関連資料 | 蔦屋版東海道 ![]() |
歌川 広重 (うたがわ・ひろしげ)
寛政9年~安政5年9月6日(1799~1858)。安藤氏。幼名徳太郎。のちに重右衛門、徳兵衛。歌川豊広の門人で、他に狩野派、南画、四条派の画法も修得しています。作画期は文政元年頃から没年まで(1818-1858年)で広重の他一遊斎(文政元年~天保元年頃)、幽斎(天保1,2年頃)、一立斎(天保3年~13年頃〉、立斎(天保13年~安政5年頃)、歌重(天保末)などの画号があります。初めは歌川派の美人画、役者絵、武者絵を描いていましたが、天保年間より風景画家の道を歩み、著名な東海道五拾三次をはじめ多くの名所絵を発表し、花鳥画、動物画なども手がけました。