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五十三次名所図会 一 日本橋(竪絵東海道)
資料番号 10263
資料名 五十三次名所図会 一 日本橋(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ にほんばし(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855)
形態・用途 書画
場所 日本橋
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

本作では、上から富士、江戸城、蔵、日本橋、そして魚河岸(うおがし)といった様々な情報が、竪の構図を生かして描かれています。副題が「東雲の景(しののめのけい)」で、東雲(しののめ)とは夜明け前に茜色(あかねいろ)に染まる空を意味することから、魚河岸(うおがし)に活気のある早朝の風景を描いたものであることがわかります。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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