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五十三次名所図会 三 川崎(竪絵東海道)
資料番号 10265
資料名 五十三次名所図会 三 川崎 鶴見川生麦の里(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ さん かわさき つるみがわなまむぎのさと(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855)
形態・用途 書画
場所 川崎
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

 画面右に描かれる橋は、鶴見川を渡る鶴見橋で、橋のたもとには茶店が並んでいます。この茶店では名物の米饅頭(よねまんじゅう)が売られていました。また本作の画面の天ぼかし(てんぼかし)(空を表現するぼかし)や川をよく見ると、摺った版の木目を見ることが出来ます。
このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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