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五十三次名所図会 四 神奈川(竪絵東海道)
資料番号 10266
資料名 五十三次名所図会 四 神奈川 台の茶屋 海上見はらし(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ し かながわ だいのちゃや かいじょうみはらし(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855)
形態・用途 書画
場所 神奈川
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

神奈川の台町(だいまち)の坂には、海をのぞむ二階造りの茶店が軒つらねており、そこから見る波打ち際の景色は見事であったそうです。天ぼかし(てんぼかし)(空を表現するぼかし)の内にぽっかりと満月が浮かんでおり、神奈川宿の穏やかな夜の空気が伝わってくるようです。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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