資料詳細

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五十三次名所図会 二十五 金谷 坂道より大井川眺望(竪絵東海道)
資料番号 10285
資料名 五十三次名所図会 二十四 島田 大井川駿岸(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ にじゅうご しまだ さかみちよりおおいがわちょうぼう(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
形態・用途 書画
場所 島田
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

 大井川は川幅も広く水量も多いため、東海道で一番の難所でした。川筋が定まらないため船や橋も作れず、徒歩(かち)渡しの人足(にんそく)や輦台(れんだい)(人を運ぶため4人ほどで担ぐ台)を使うしかありませんでした。大井川の両岸が描かれ、遠近法や色の濃淡によって広い川幅が巧妙に表現されています。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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