資料詳細

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五十三次名所図会 廿五 金谷(竪絵東海道)
資料番号 10286
資料名 五十三次名所図会 二十五 金谷 坂道より大井川眺望(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ  にじゅうご かなや(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
形態・用途 書画
場所 金谷
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

 背景には金谷宿、大井川、富士山が描かれています。手前の道を境に遠望へ切り替わることで見晴らしの良い風景を表現しています。中心には金谷(かなや)宿を発った人が金谷坂(かなやざか)を上がってきています。東海道一番の難所である大井川を越えて、安堵した表情に見えます。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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