資料詳細

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五十三次名所図会 廿八 袋井(竪絵東海道)
資料番号 10289
資料名 五十三次名所図会 二十八 袋井 名物遠州凧(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ にじゅうはち ふくろい めいぶつえんしゅうだこ(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
形態・用途 書画
場所 袋井
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

 東海道沿いの田んぼで田植え作業をする人々や、名物の遠州(えんしゅう)凧を揚げている人々など、田植えの時期ののどかな風景を描いています。空高く揚がる凧を画面上部まで描くことで、より空の高さを表現しています。

 このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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