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五十三次名所図会 四十二 宮(竪絵東海道)
資料番号 10303
資料名 五十三次名所図会 四十二 宮 熱田の駅七里の渡口(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ しじゅうに みや あつたのえきしちりのわたしぐち(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855) 
形態・用途 書画
場所 宮の駅
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

 海路を渡り、宮宿側の岸につくと、大きな鳥居が出迎えます。これは熱田神宮の浜鳥居です。宮は熱田神宮の門前町として栄え、海上七里の渡しの渡し口でもあり、様々な物資が集まる要所でした。熱田湊に次々に入ってくる廻船や、停留する廻船からも繁盛の様子がうかがえます。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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