資料詳細

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五十三次名所図会 四十九 坂の下(竪絵東海道)
資料番号 10310
資料名 五十三次名所図会 四十九 坂下 岩窟の観音(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ しじゅうく さかのした がんくつのかんのん(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855) 
形態・用途 書画
場所 坂の下
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

現在も三重県亀山市にある岩屋(いわや)観音には、岩窟の中に阿弥陀如来、十一面観音、延命地蔵の三体の石仏が祀られています。岩屋(岩窟)のすぐ近くで、滝を眺めながら休憩している旅人の姿も見えます。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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