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五十三次名所図会 五十一 水口(竪絵東海道)
資料番号 10312
資料名 五十三次名所図会 五十一 水口 名松平松山の麓(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ みなくち めいしょうひらまつやまのふもと(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855) 
形態・用途 書画
場所 水口
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

水口(みなくち)宿の西はずれにある平松(ひらまつ)の美松山(びしょうやま)の傾斜に自生する松は、根元から枝が分かれた珍しい形の松であり、街道の名所となっていました。現在では滋賀県湖南(こなん)市(し)の「平松のウツクシマツ自生地」として国の天然記念物に指定されています。
旅人に松を指し示しているような地元の子どもの様子も微笑ましく描かれています。



このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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