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五十三次名所図会 五十三 草津(竪絵東海道)
資料番号 10314
資料名 五十三次名所図会 五十三 草津 草津から矢はせは道の弓とつる(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ ごじゅうさん くさつ くさつからやはせはみちのゆみとつる(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855) 
形態・用途 書画
場所 草津
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

作品「大津」のちょうど反対側から見た景色を描いています。大津~草津間の東海道は、琵琶湖の南側を沿うように通っていますが、それに代わる近道として琵琶湖を横断する水路もよく利用されていました。大津側の岸から出た舟が画面奥から連なり、画面手前にある矢橋(やばせ)の渡口に近づくにつれ、舟はその帆をたたみ、まるでアニメーションのような動きが感じられます。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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