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五十三次名所図会 五十四 大津(竪絵東海道)
資料番号 10315
資料名 五十三次名所図会 五十四 大津 三井寺観音堂より大津の町湖水眺望(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ おおつ みいでらかんのんどうよりおおつのまちこすいちょうぼう(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855) 
形態・用途 書画
場所 大津
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

三井寺(みいでら)の観音堂より大津の宿場町と琵琶(びわ)湖(こ)を見下ろす景色を描いています。画面奥に広がる琵琶湖には、琵琶湖の水路をすすむ舟が描かれています。
三井寺は、長等山(ながらさん)園城寺(おんじょうじ)といい、天台(てんだい)寺門宗(じもんしゅう)の総本山の古刹です。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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