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五十三次名所図会 五十五 京(竪絵東海道)
資料番号 10316
資料名 五十三次名所図会 五十五 大尾 京都 三條大はし(竪絵東海道)
(ごじゅうさんつぎめいしょずえ ごじゅうご だいび きょう さんじょうおおはし(たてえとうかいどう))
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 安政2年(1855)
形態・用途 書画
場所
解説
大判縦1枚 縦35.3 横24.0
製作時期:安政2年(1855)。板元:蔦屋吉蔵

鴨川(かもがわ)に架かる三条(さんじょう)大橋(おおはし)を、茶筅(ちゃせん)売(う)りや絹被衣(きぬかずき)の公家の子女、日傘をさす武士など様々な身分の人々が行き交っています。源氏雲を思わせる薄紅色の雲の奥には、清水寺(きよみずでら)や八坂(やさか)の塔など東山(ひがしやま)の街並みが見えます。
表題にある「大尾(だいび)」とは「最後」という意味です。京は東海道を日本橋から数えて最後の宿場にあたります。

このシリーズが竪(たて)型版であるため、一般に竪絵(たてえ)東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。
関連資料 五十三次名所図会 詳細

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