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東海道五拾三次之内 坂の下之図
資料番号 10383
資料名 東海道五十三次之内 坂の下之図
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち さかのしたのず)
分類 江の島一ノ鳥居・大鋸橋付近を描いた作品
作者 歌川 国貞(三代 豊国) 詳細
時代 江戸
形態・用途 書画
場所 坂の下
解説
中判縦1枚 縦25.6 横18.3
製作時期:天保10年頃(1839)。板元:佐野喜(佐野屋喜兵衛)

本図も背景は広重の保永堂版東海道の引用ではなく、『東海道名所図会』巻ノ二より「坂の下の駅には大竹小竹とて大きなる旅舎あり…」を参考にしていると思われます。

描かれている大きな建物は大竹屋本陣(小竹屋は脇本陣)で、外壁の上部には竹の模様が描かれています。この本陣は「海道第一の大家」とも言われていました。街道に面した入口には、駕籠や荷物が運び込まれ、本陣前の賑わいが伝わってくるようです。
手前の女性は、振り袖姿で横笛を吹いています。その豪奢な装いから、この女性が上方の裕福な家柄の子女であると推し量れます。
関連資料 五拾三次景色入女画 詳細

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