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東海道五拾三次之内 土山之図
資料番号 10384
資料名 東海道五十三次之内 土山之図
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち つちやまのず)
分類 江の島一ノ鳥居・大鋸橋付近を描いた作品
作者 歌川 国貞(三代 豊国) 詳細
時代 江戸
時代詳細 天保4年頃(1833)
形態・用途 書画
場所 土山
解説
中判縦1枚 縦25.6 横18.3

背景は『伊勢参宮名所図会(いせさんぐうめいしょずえ)』巻之二より「土山(つちやま)」の図を参考にして描かれています。土山宿は広重の保永堂東海道「土山 春之雨(はるのあめ)」においても雨で描かれていますが、これは「あいの(間の宿の意味)土山雨が降る」という「鈴鹿馬子唄(すずかまごうた)」のイメージが強かったものと考えられます。図中では蓑笠(みのかさ)を付けた一行が、雨の中を左端に見える茶屋へ急ぐ姿を描いており、遠方の縄手道(なわてみち)(田んぼの中にある道)には、稲束のようなものを蓑代わりに背負って走っている男の姿も見られます。蛇の目(じゃのめ)傘を差し、黒い御高祖頭巾(おこそずきん)をかぶっています。履いている黒塗りの履物は足駄(あしだ)と言って、雨の際に用いた高い二枚歯の下駄です。

製作時期:天保10年頃(1839)。板元:佐野喜(佐野屋喜兵衛)
国貞(三代豊国の前名)描くこの東海道シリーズは、各宿の風景をバックにして前面に立ち姿の美人を描いたもので、全シリーズを通し、バックの風景画は広重の保永堂版東海道に非常によく似ています。
関連資料 五拾三次景色入女画 詳細

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