資料番号 | 10439 |
資料名 | 東海道 桑名(御上洛東海道)
(とうかいどう くわな(ごじょうらくとうかいどう)) |
分類 | 道中風俗を描いた作品 |
作者 | 歌川 芳形 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 文久3年(1863) |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 桑名 |
解説 | |
大判縦1枚 縦36.5 横24.3 製作時期:文久3年(1863)。板元:越平(越村屋平助) 行列の主役である若い武将が馬に乗りあがろうとしている場面を描いています。画面左に桑名城(くわなじょう)の石垣が見えることから、この画は宮宿(みやしゅく)から桑名宿の間をつなぐ海上路(伊勢湾(いせわん))の「七里(しちり)の渡し」を渡り、桑名の渡し口(わたしぐち)に到着した場面を描いたものと考えられます。 文久3年(1863)の十四代将軍家茂の上洛を意識して出版された東海道シリーズで「上洛東海道」と言われているものです。このシリーズは、どの作品にも武士の姿や大名行列が描かれています。東海道の宿場だけではなく、街道筋の名所も取り上げているため、150枚を越える膨大な揃い物となっています。描いている絵師も三代歌川豊国、二代広重をはじめ、十数名の当時の売れっ子絵師が分担して描いています |
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関連資料 | 上洛東海道 ![]() |
歌川 芳形 (うたがわ・よしかた)
天保12年~元治元年8月1日(1841~1864)。大伴氏。幼名庫之助。歌川国芳の門人で号は一震斎。はやく国芳の門に入り武者絵を得意としました。合作の「御上洛東海道」に抜擢されて参加しましたが、24歳の若さで亡くなっています。