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東海道名所の内 江之嶌
資料番号 10455
資料名 東海道名所の内 江之嶌
(とうかいどうめいしょのうち えのしま)
分類 藤沢宿名所(江の島・遊行寺・四ッ谷・南湖)
作者 歌川貞秀(橋本 貞秀) 詳細
時代 江戸
形態・用途 書画
場所 江ノ島
解説
大判縦1枚 縦35.0 横23.1
製作時期:文久3年(1863)。板元印なし
引き潮の際にできる砂州の道、「洲鼻(すばな)」を通り行列が江の島に向かう様子を描いています。江の島の後景には、南古(茅ヶ崎の南湖(なんご))の浜から下田(しもだ)まで相模湾(さがみわん)の海岸線が続き、富士山のふもとには箱根山が連なっています。


文久3年(1863)の将軍家茂上洛に合わせて板行された、東海道の各宿場と周辺の名所旧跡などを描いたシリーズに含まれる一枚です。実際に家茂は江の島を訪れてはいませんが、源頼朝に仮託する形式で描いています。このシリーズにおいては、同様の方法で鎌倉・江の島周辺が描かれています。小動(こゆるぎ)岬あたりから江の島を望んだ景観が描かれていますが、貞秀はこういった俯瞰図や鳥瞰図にたいへん長けていました。後には、江戸から京までの東海道の一覧図を鳥瞰図法で完成させています。散見できる赤札には場所や見所の名が記されており、一覧図の形式に則っています。また、貞秀は緻密な描写でも定評のあった絵師で、ここでも数多くの武士の姿が描かれています。貞秀という絵師の特徴がよく表われた一枚でもあります。

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