資料番号 | 10004 |
資料名 | 題名不詳(江の島道中)
(えのしまどうちゅう) |
分類 | 七里ヶ浜から遠景に江の島を描いた作品 |
作者 | 二代 勝川 春好 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 江の島 |
解説 | |
大判横1枚 縦24.4 横36.7 制作時期:文政初期。板元:川口 波の部分に空摺り(からずり)を用いたり、浮世絵の様々な技法を取り入れた水準の高い作品です。旅の女性から銭をねだろうとする地元の子どもの表情しぐさが生き生きと描かれ、女性の鞋(わらじ)を直している従者など、風俗的な面からも興味深い作品です。富士が江の島の左手に描かれているのも特徴です。また彼は現在確認されているだけで15点もの江の島関係の浮世絵を描いているので、他の絵師と比較して江の島神社と何らかの関係があったのではないかと思われます。 |
二代 勝川 春好 (にだい かつかわ・しゅんこう)
生没年不明。俗称は清次郎、画号は秋琳改め春扇のほか可笑斎、登龍斎などがあります。最初は堤等琳に学び、のち勝川春英の門人となり、作画期は文化~文政年間(1804-1818年)です。作品には美人画もありますが、風景画に特色があり洋風表現の強い作品を残しています。