資料番号 | 10005 |
資料名 | 江のしま
(えのしま) |
分類 | 七里ヶ浜から遠景に江の島を描いた作品 |
作者 | 二代 勝川 春好 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 文政3年頃(1820) |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 江の島 |
解説 | |
大判横1枚 縦23.2 横34.0 板元:佐野喜 江の島や右手に見える岩肌に、奇妙な立体表現がなされている点が特徴的な作品です。前景の波の大きさには極端な誇張が見られ、これらには西洋絵画からの影響が指摘されています。 作者の二代勝川春好は当初「春扇」を名乗った絵師でしたが、このような立体感のある風景作品は春好への改名時に多く見られます。 |
二代 勝川 春好 (にだい かつかわ・しゅんこう)
生没年不明。俗称は清次郎、画号は秋琳改め春扇のほか可笑斎、登龍斎などがあります。最初は堤等琳に学び、のち勝川春英の門人となり、作画期は文化~文政年間(1804-1818年)です。作品には美人画もありますが、風景画に特色があり洋風表現の強い作品を残しています。