資料番号 | 10634 |
資料名 | 東海道五十三次内 大津
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち おおつ) |
分類 | 藤沢ゆかりの文物・見立を描いた作品 |
作者 | 歌川 芳員 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 嘉永6年(1853 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 大津 |
解説 | |
中判横1枚 縦25.4 横18.1 製作時期:嘉永6年(1853)。板元:丸蔦 大津宿といえば三井寺の力餅が有名ですが、「力持ちなら負けない」と、こちらも大津で有名な牛頭天王(本当は神様の名前で牛の頭をしているわけではない)が大石を持ち上げてのパフォーマンスの図、です。 終着点の京都では、目出度いということでしょうか、婚礼の席が描かれています。でも、ちょっと変。男性(花婿)は銚子をいくつも空けて酩酊の様子。一方の女性(花嫁)は御鉢を前において、ひたすら大盛めしに箸をのばし、給仕の女子が慌てています。 歌川派の多くの浮世絵師が東海道五十三次シリーズを描いていますが、芳員が描いたこのシリーズは、各宿場にまつわる伝説や逸話を面白おかしく紹介しています。全般的に横小判の絵の中にはユーモラスな図柄が多いとも言われます。 |
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関連資料 | 東海道五十三次内(芳員) ![]() |
歌川 芳員 (うたがわ・よしかず)
生没年不詳。歌川国芳の門人で、作画期は嘉永年間から明治3年頃(1848~1870)。春斎、一川などと号しました。武者絵、花鳥画などと共に、横浜絵も多く手がけ、また草双紙の挿し絵でも活躍しています。