資料番号 | 10636 |
資料名 | 東海道五十三次内 京三條大橋
(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち きょうさんじょうおおはし) |
分類 | 藤沢ゆかりの文物・見立を描いた作品 |
作者 | 歌川 芳員 ![]() |
時代 | 江戸 |
時代詳細 | 嘉永6年(1853 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 京 |
解説 | |
中判横1枚 縦25.4 横18.1 板元:丸蔦 草津宿(くさつしゅく)の茶店で男性が食べているものは、名物「姥が餅(うばがもち)」。(あんころ餅・餅をあんこで包んだもの)小さなお菓子ですが、二人はたくさん食べたようで、右の男性はおなかいっぱいのようです。 京都(きょうと)の三条大橋(さんじょうおおはし)(東海道の終着地点)に立つ女性は、京都名物の一つ「大原女(おはらめ)」です。手ぬぐい(江戸時代に広く使われた、タオルのような布)を被るなど特徴的な装束(しょうぞく)で、頭に蒔(まき) などを乗せて売り歩きました。 歌川派の多くの浮世絵師が東海道五十三次シリーズを描いていますが、芳員が描いたこのシリーズは、各宿場にまつわる伝説や逸話を面白おかしく紹介しています。全般的に横小判の絵の中にはユーモラスな図柄が多いとも言われます。 |
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関連資料 | 東海道五十三次内(芳員) ![]() |
歌川 芳員 (うたがわ・よしかず)
生没年不詳。歌川国芳の門人で、作画期は嘉永年間から明治3年頃(1848~1870)。春斎、一川などと号しました。武者絵、花鳥画などと共に、横浜絵も多く手がけ、また草双紙の挿し絵でも活躍しています。