資料番号 | 10021 |
資料名 | 題名不詳(江の島道中)
(えのしまどうちゅう) |
分類 | 江の島そのものを主題とした作品 |
作者 | 菊川 英山 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 江の島 |
解説 | |
大判横1枚 縦26.4 横37.0 制作時期:文政年間(1818~30)頃。板元:山口 構図は二代勝川春好の(江の島道中)に類似し、七里ガ浜を歩く旅人を前景として描き、遠景に江の島を配置しています。人物の配置も女主人を中心にして、従者及び裸で何かをねだる地元の子どもなど共通の部分がありますが、ここでは女性が他の旅人から煙草(たばこ)の火をもらう様子は、風俗的に興味深いところです。 |
菊川 英山 (きくかわ・えいざん)
天明7年~慶応3年6月16日(1787~1867)。名は俊信、通称万五郎。画号は英山、重九斎で師は父の菊川英二、鈴木南嶺また魚屋北渓をとおして、葛飾北斎の影響も受けています。菊川派の祖とされ、門人には英賀、英里、英信などがいます。作画期は文化元年から没年(1804-1867年)で、歌麿の影響も受け、退廃的な美人画を描いています。