資料番号 | 10671 |
資料名 | 東海道中栗毛彌次馬 浜松
(とうかいどうちゅうくりげやじうま はままつ) |
分類 | 道中風俗を描いた作品 |
作者 | 落合 芳幾 ![]() |
時代 | 江戸 |
形態・用途 | 書画 |
場所 | 浜松 |
解説 | |
中判横1枚 縦18.4 横25.0 製作時期:万延元年(1860)。板元:當世屋(品川屋久助) 浜松宿に宿泊した際の夜更けに、外に干したままであった襦袢(じゅばん)を幽霊と見間違えて大騒ぎの二人です。これは一九の「東海道中膝栗毛」にも登場する有名な場面です。 このシリーズは大ヒットした十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の『東海道中膝栗毛』を摸して作られています。各宿には弥次さん、北さんが登場し、芳幾が二人のくりひろげる道中模様をユーモラスに描き、魯文が各宿のテーマとなる文章、狂歌一句と二人の会話をおもしろおかしく記しています。 |
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関連資料 | 東海道中栗毛彌次馬 ![]() |
落合 芳幾 (おちあい・よしいく)
天保4年~明治37年(1833~1904)。落合氏、通称幾次郎。浅草田町の出身。歌川国芳の門人で号は一恵斎、恵斎、朝霧楼、洒落斎、恵阿弥などを名乗ります。国芳門下では芳年と競い合い、開化的な作品も多く手がけました。また国周とあわせて明治浮世絵界の三傑とも称されました。作画期は幕末から明治前期で、明治7年(1874)には『東京日々新聞』という錦絵新聞に挿絵を描き、新聞挿絵の開拓者となっています。