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歌川広重 不二三十六景 相模七里が浜風波
資料番号 10030
資料名 不二三十六景 相模七里が浜風波
(ふじさんじゅうろっけいさがみしちりがはまかぜなみ)
分類 七里ヶ浜から遠景に江の島を描いた作品
作者 歌川 広重 詳細
時代 江戸
時代詳細 嘉永5年(1834)
形態・用途 書画
場所 江の島
解説
中判横1枚 17.1 24.8 制作時期:嘉永5年(1834)12月。板元:佐野喜 36枚揃のうち1枚で、波高く風吹き荒れる七里ガ浜から波間に見え隠れする、小動(こゆるぎ)と江の島とに挟まれて見える白い雪化粧の富士が描かれています。波高く泡立つ海と対称的に静的な富士、上空はほんのりと紅色に染まり鳥の群れが飛んでいます。七里ガ浜も稲村ガ崎あたりから見た風景でしょうか、広重の視点はあくまでも低く浪の高さを強調しています。広重の富士をテーマとした作品には安政6年(1859年)刊の最晩年作「冨士三十六景」があります。(除く団扇絵)

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